建築家と原価で造る

リフォームというと、比較的小規模な改築のイメージがあります。リノベーションは?

建物の増改築を、最近リフォームと言うことが多いようです。
宝飾品の再加工や洋服の仕立て直し(いまはほとんどやらないですね)のことをリフォームと言った気がしますが、建物にも使うようになったのはいつ頃からでしょう。
英語ではリビルドかリモデルが普通の言い方です。日本語なら増・改築でいいんじゃないかと思いますが。

「リフォームの匠」とかいう二つ名(?)を持った建築士が出てくるTV番組では、内部の造作どころか駆体や基礎まで手を加えて、外観も全く別物を造っていました。あそこまでやるのはリビルドです。

当社も一般にならってリフォームという言葉を使っています。ただ水廻り改装などの小修繕もリフォームというので、今ひとつ馴染まない場合があります。そんな時リノベーションと言ってみたりします。

リノベーションは本来、修復という意味です。

ヨーロッパ都市部の街並は、築200年以上の建物をいまも使用しています。法律によって改築できないところも多いので、外観は18世紀後半から19世紀当時のままです。
内部に関しては、現代の生活に合わせて改装しています。石造りの建物ならではのことです。
これ(skeleton-infill)は増改築ではないので、リノベーションがふさわしい言い方でしょう。

日本では古い建物はどんどん取り壊し、新しく建て直すことが多いようです。木造建築に限らず、コンクリート造りのビルなどもそうです。メタボリズムと称した建物は、すべて1回も新陳代謝を行わず老朽化してしまいました。
法隆寺を見れば、木造だからといって寿命が短いとも言い切れません。国民性なんでしょうか、伊勢神宮内宮にいたっては20年で建て直していますし。
サグラダファミリアを持ち出すまでもなく、ヨーロッパの寺院は建てるだけで150年もかけるのは普通です。

法隆寺といえば宮大工西岡棟梁の手になる、金堂などの歴史的建物(文化財)修復は本来の意味でリノベーションと言ってよいものです。

むりやり使い分けることもないのですが、リフォームは古くなった設備などを新しくする、リノベーションは建物の機能を回復するといったところでしょうか。

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